Penguin*Highway

公開初日に行ってまいりました。

ああやっと終わった…というのが見終わっての第一声。

藝大に入学して、平日はみっちり授業や課題に追われ初号試写に行けなかったもので、ひとつの作品の終わりを分かち合うことができませんでした。

公開してやっと、全てに色がついて、声がついて、音がついて、繋がったものを観ることが叶いました。

出来上がったものはきちんと『映画』でした。

やーーーーーっとそれで、「終わった!」と叫ぶことができて、制作中、もっと言えば制作が始まる前からのいろんな思いの何もかもを流すことができると感じました。

ペンギンはとにかく長かった。本当に長かった。

2年強という歳月は、劇場作品としては普通なのかもしれません。ただ、私にとっては(そして会社としても)それが初めての経験だったがゆえに、きっと果てしなく感じたのだと思います。

そこにいた誰もが経験もなく手探りでやっていくしかない中、精一杯働いたとは思うし、あれ以上もあれ以下も無理だったと思います。心も体もなにもかも持たなかっただろうなあ・・・あくせく働いた一方、相当なワガママ(やれないことについての配慮)も通していただきました。

「これが終わったら次に行くんだ」と始まったときから心に決めていて。

当時はその先に学生になる選択肢があるとは思ってもみなかったけれど、でもこれでよかったと思っています。

もうあんな働き方はできないし、するつもりもない。

「次はない」と覚悟しなくては、あんな風に力を使うことはありえません。

なんどもなんどもなんども「もうやめよう」と決意しては、「終わりだけは見届けよう」「最後までやろう」と自分を奮い立たせ、耐えて耐えて耐えて走り抜いた。

なぜそんな苦しんでまでやるのか?それは自分が決めたからだ。とかそういう、意地ですねもう…今までもずっとそうやってきて。正しいのかはわかりません。できれば周りにとって助かる人材でいようとは平素努めてはいますが。

参加してよかったか?と聞かれると、正直言い淀んでしまうのですが、参加しなきゃよかった!とは思わない。

まあ、なんだかんだ言って、それだけやりきったんだから、よかった。

そんな個人的なカタルシスは観客の皆様には関係のないお話ですので、普通に、肩の力を抜いて、さわやかでほんのり寂しいひと夏の思い出を堪能していただければ嬉しいなと。

どうか、見てくださった皆様にとって、大切な作品になってくれますように。